2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ウラン物語、その4 核分裂発見の歴史、事故の歴史、天野治    

ウラン235が中性子を吸収してウラン236となり、それが不安定で核分裂する。普通の中性子では、速すぎてウラン235が吸収できない。大半のウラン(238)は中性子を吸収しても、ウラン239になるなど、少し太るだけである。 しかし、1938年にドイツの科学者とド…

ウラン物語 その3 核分裂と天然原子炉と高レベル廃棄物

ウランなどのすべての元素は、電子雲とその中の原子核でできている。原子核は電子雲に比べると、東京ドームとボールの大きさくらいの違いがある。このボールを分裂させるのが、核分裂である。 電子雲はマイナスの電気を持っているので、核分裂させるために電…

ウラン物語 その2 ウラン鉱山

地球は10回程度の小惑星衝突を繰り返し、その都度赤玉になり、そのエネルギーを内側にためることで、暖かい惑星となっている。内側から鉄でできた内核、外核、そしてマントルがある。マントルに超新星爆発で生じたウランが含まれている。マントルの表層の…

ウラン物語 その1 ウラン誕生、天野治

原子力発電について、丁寧に説明した資料は あまりありません。反対か、推進か、この議論が多すぎます。 もっと科学的に、知ること、伝えることが大切です。 ウラン物語 その1 ウラン誕生 宇宙は水素(73%)とヘリウム(25%)で構成されている。この…

よくわかる特殊相対性理論(2) 天野治

特殊相対性理論は重力を考慮しない特別な場合の理論で、重力を取り込んだのが一般相対性理論である。 速度=距離/時間である。 地球で光を南北と東西の方向で測定した。地軸の関係はあるが、地球は東西に回転している。精密に測定すれば、南北と東西で光の…

よくわかる特殊相対性理論、天野治

速度=距離/時間である。 高速で動いている船のマストからボールを真下に落とすと、動いている船の中では、ボールは真下に落ちる。しかし、陸からその様子を観察すると、ボールは進行方向にも動いている。速度は真下の速度と船の速度の合成になる。 地球で…

メアリー・アニング,天野治

本日のGoogleのロゴは、メアリー・アニングの誕生日にちなんたアニバーサリーである。彼女の住んでいた海辺は、恐竜の化石のメッカである。海底に沈んだ恐竜の骨が地球の圧力で石化して、化石となる。彼女は貧しい家計を助けるために、化石ハンターにな…