ウラン物語 その2 ウラン鉱山


地球は10回程度の小惑星衝突を繰り返し、その都度赤玉になり、そのエネルギーを内側にためることで、暖かい惑星となっている。内側から鉄でできた内核外核、そしてマントルがある。

マントル超新星爆発で生じたウランが含まれている。マントル表層の温度が下がる時に、ウランが固体になる温度でウランの大きな固まりができる。これが礫岩型ウラン鉱山のもとである。また、ウランは酸化性の地下水に溶け、砂岩にしみこむ。

ウランを取り出しやすいところから今、使っている。次第に深いところのウラン鉱山を使うようになるとウランの値段は現在の3倍程度に上がり始める。しかし、ウランは枯渇することはない。取り出すエネルギーが少し多めに掛かるだけである。

(参考)
愛智出版 「石油ピーク後をどう生きるか」天野治著
フォーラム2050 「石油ピーク後をどう生きるか、北海道」天野治著