ピラミッド5000年のウソ、天野治

 

DVDで「ピラミッド5000年のウソ」を最後まで見た。5000年前のピラミッドが大石、巨岩を組み合わせて作ったのは、古代人がやったとしても理解できる。理解できないのは、いくつかの巨岩の精密な直線である。5000年前に、鉄もない時代に、磨製石器で正確な定規で描いた大石を加工するのは無理である。映画は、高度な知識人がほろんだが、現代に地球温暖化地磁気の異常を伝えるためであったと、結論付けている。ここは映画としては、非常に安易である。
謎は深まるばかりである。
一つの仮説として、
1.直線を知っていた。なめらから平面を知っていた。これは、つたを力をかけて引っ張ることで直線、平面を知ることはできる。
2、精密な加工技術を持っていた。打製石器であら加工して、水を使いながら、大石の平面を平滑にすることは可能である。時間は天文学的にかかるが。何か、古代的研磨装置の仕組みを作ったのではないだろうか。

石油の値段の下落と石油の生産ピーク、天野治


石油の世界的な生産のピークは2006年で、今から8年前であった。このため、自動車会社は、燃費の良いハイブリッド車電気自動車の開発、生産を本格化させた。しかし、ここにきて、石油の値段がさがり、日本でもガソリンの価格が140円台となった。
石油の生産ピークは嘘だったのか。ハイブリッドや電気自動車を購入したことは間違いだったのか。
今回の石油の値段の下落は、米国とサウジアラビアが組んで、石油の生産量を増やして、世界への供給量を増やしたからである。石油の生産ピークを現在シェールガスが補っている。この状況は、2年程度続くであろう。ロシアのプーチン大統領もそう読んでいる。
2年後からは、また石油の値段が現在のレベルに戻るはずである。そして上昇が始まる
我々は車を買う時に、2年で売り飛ばすなら、燃費が悪く、馬力のある車にしよう。長くのるなら、やはり、燃費の良い車を選ぼう。

バチカン 15の病、天野治


ローマ法王フランシスコが、バチカンの幹部に対する挨拶で、バチカンの官僚組織を「病んだ体」に例え、15の「病」を戒めた。すべてを網羅している日本語の記事はないので、ここで紹介する、詳細は英文で。日本の政治家にも参考になる。
1. 自己批判をせず、変化に対応しない
2. 必要な休息も取らず働きすぎ
3. 人間らしさを失っている
4. 事前計画の立てすぎ
5. 縦割り思考
6. 信仰への志を忘れた魂のアルツハイマー
7. 祭服の色や肩書が人生の目的になっている
8. 信者との交流を忘れる統合失調症
9. 臆病な陰口のテロ
10. 上司をたたえる出世主義
11. 他者への無関心
12.他者に喜びを与えず、悲観的な葬式のような顔
13. より欲しがる物質主義
14. 内向き志向
15. 自己顕示欲

1) Feeling immortal, immune or indispensable.
"A Curia that doesn't criticise itself, that doesn't update itself, that doesn't seek to improve itself is a sick body."
2) Working too hard.
It is the disease of those who, like Martha in the Gospel, "lose themselves in their work, inevitably neglecting what is better; sitting at Jesus' feet." The Pope said that Jesus called on his disciples to "rest a little", because neglecting necessary rest brings anxiety and stress.
3) Becoming spiritually and mentally hardened.
"It's dangerous to lose that human sensibility that lets you cry with those who are crying, and celebrate those who are joyful."
4) Planning too much.
"Preparing things well is necessary, but don't fall into the temptation of trying to close or direct the freedom of the Holy Spirit, which is bigger and more generous than any human plan."
5) Working without co-ordination, like an orchestra that produces noise.
"When the foot tells the hand, 'I don't need you' or the hand tells the head 'I'm in charge.'"
6) Having 'spiritual Alzheimer's.'
"We see it in the people who have forgotten their encounter with the Lord ... in those who depend completely on their here and now, on their passions, whims and manias, in those who build walls around themselves and become enslaved to the idols that they have built with their own hands."
7) Being rivals or boastful.
"When one's appearance, the colour of one's vestments or honorific titles become the primary objective of life."
8) Suffering from 'existential schizophrenia.'
"It's the sickness of those who live a double life, fruit of hypocrisy that is typical of mediocre and progressive spiritual emptiness that academic degrees cannot fill. It's a sickness that often affects those who, abandoning pastoral service, limit themselves to bureaucratic work, losing contact with reality and concrete people."
9) Committing the 'terrorism of gossip.'
"It's the sickness of cowardly people who, not having the courage to speak directly, talk behind people's backs."
10) Glorifying one's bosses.
"It's the sickness of those who court their superiors, hoping for their benevolence. They are victims of careerism and opportunism, they honour people who aren't God."
11) Being indifferent to others.
"When, out of jealousy or cunning, one finds joy in seeing another fall rather than helping him up and encouraging him."
12) Having a 'funereal face.'
"In reality, theatrical severity and sterile pessimism are often symptoms of fear and insecurity. The apostle must be polite, serene, enthusiastic and happy and transmit joy wherever he goes."
13) Wanting more.
"When the apostle tries to fill an existential emptiness in his heart by accumulating material goods, not because he needs them but because he'll feel more secure."
14) Forming 'closed circles' that seek to be stronger than the whole.
"This sickness always starts with good intentions but as time goes by, it enslaves its members by becoming a cancer that threatens the harmony of the body and causes so much bad – scandals – especially to our younger brothers."
15) Seeking worldly profit and showing off.
"It's the sickness of those who insatiably try to multiply their powers and to do so are capable of calumny, defamation and discrediting others, even in newspapers and magazines, naturally to show themselves as being more capable than others."

宇宙誕生、天野治


宇宙は137億年前に、誕生して、現在も拡張している、見えないダークマターが大半だという。光を通さないブラックホールがあるという。これらは、まだ解明されていない。さらに、宇宙が複数あるというパラレル宇宙論まで出てきている。これについて、1か月ほど考えてみた。ヒントは相対性理論量子論である。

物質は、粒子であって波の性質もあわせもつ。これが量子論である。宇宙誕生のときには、粒子と波と空間がぎゅうぎゅうに詰まっていたと考える。137億年前に、空間が開き始めた。この瞬間がビックバーンであり、そこからの開きがインフレーションである。空間は今でも拡張している。空間は開いたからこそ、我々は感じることができるのであって、開いてなければ閉じ込められている。これで宇宙が今でも拡張していることを説明できる。
開いた空間にそって、ぎゅうぎゅうに詰まった粒子と波が拡散した。粒子は主に水素とヘリウムである。波はそのエネルギー分だけの重さを持つが、粒子の性質はすくない。このため、観測できない。これがダークマターである。重量はあるが、観測できないのも、このためである。これでダークマターが説明できる。

光を通さないブラックホールも、波長の非常に短い、このため巨大なエネルギーをもち、その分巨大な重量を持つ、すなわちE=mc2 エネルギーを光の速さの二乗で割ったものが、その重量である。この重量が空間をゆがませるのである。その歪みの曲率が多ければ、光はその曲率に沿って曲がる。重力レンズである。これで、光を通さないブラックホールが説明できる。

このように考えれば、宇宙というのは理解できる。トンネル効果を拡張したパラレル宇宙論は不要だと思う。

世界の常識と隔離した中国の原因は文化大革命からか、天野治

 

最近の中国の動きや、世界で活躍する中国のリポーターの言動や、中国の世界への旅行客の行動をみていて、世界の常識とはるかに隔離していることに驚く。

この原因を考えていくと、急に発展したからではなく、たとえばそのような国はインド、東南アジア各国、南米などいくつもある。
真の原因は文化大革命で、近代的思想に逆行した文化大革命にあるのではないか。もし、そうなら 中国との付き合うには、相当な注意が必要である。

中國は、共産主義だからおかしいのではなく、まだ、近代化を成し遂げていない国だからおかしいのだと。

成長の限界、第二段階


もっと早く気が付くべきであった。イスラエルハマスの戦い、米国が仲裁できない状況、永遠に続く戦い、シリア、イラクでの戦闘の硬直化、ロシアのウクライナ侵攻、中国の民主化封じの動きは、世界がすでに後に戻れないことを示している。これは、成長の限界の第二段階である。
第一段階は修正作業を可能にした段階であった。小生は不覚にも、現在の段階をまだ第一段階と認識していた。
皆様に警告を出すのを遅れたかもしれない。すでに、我々は泥沼に足を突っ込んだ。足を引き抜くことはできない。その中で、うまく立ち回るしかない。
テロも含めて、国家、地域、自分を守るのは、各自の意識であることを理解するべきである。

地域創生省


地域創生を目指すには、明確な哲学が必要である。
1. 地域の価値を高め、
2. 地域の連帯感を強くし、公共心を育み
3. 楽しい地域として、住むことを喜ぶ

地域の価値を高めるには、
地域の歴史物を大切にする。町並み、集落を歴史的に整備する。神社仏閣、お祭りを整備する。田畑など、周りの環境を心地よいものにする。遊歩道を整備する。自転車道を整備する。

地域の連帯感を強くし、公共心を育むには
文科省の学校教育や地方自治体とも連携し、地域の手で、地域を創生する取り組みが必要である。みんなで助け合う、連帯感、公共心が基本である。

楽しい地域として、住むことを喜ぶには、
目標と広げる看板、旗竿が必要である。定期的な催しも必要である。