石油の値段の下落と石油の生産ピーク、天野治


石油の世界的な生産のピークは2006年で、今から8年前であった。このため、自動車会社は、燃費の良いハイブリッド車電気自動車の開発、生産を本格化させた。しかし、ここにきて、石油の値段がさがり、日本でもガソリンの価格が140円台となった。
石油の生産ピークは嘘だったのか。ハイブリッドや電気自動車を購入したことは間違いだったのか。
今回の石油の値段の下落は、米国とサウジアラビアが組んで、石油の生産量を増やして、世界への供給量を増やしたからである。石油の生産ピークを現在シェールガスが補っている。この状況は、2年程度続くであろう。ロシアのプーチン大統領もそう読んでいる。
2年後からは、また石油の値段が現在のレベルに戻るはずである。そして上昇が始まる
我々は車を買う時に、2年で売り飛ばすなら、燃費が悪く、馬力のある車にしよう。長くのるなら、やはり、燃費の良い車を選ぼう。