日産自動車、神戸製鋼の不正と製造技術とコンプライアンス

日本の製造技術は世界一である。また製造も、精密なロボット技術などにより、ミスする確率は、10万分の1程度であろう。あるいは、それ以下かもしれない。すなわち、10万回検査して、一つ見つける程度である。多くの検査官は、朝から晩まで合格の検査をやっていることになる。
製造技術の高さが、検査官のやる気を失わせる。
ミスする率が10万分の1以下であれば、ふつうは全数検査ではなく、同じ製造でのロット群からのサンプル検査となる。しかし、法律では、それを認めない場合がある。
この矛盾は、日本の会社全体に当てはまる。
このため、それぞれの会社は、遵法精神として、コンプライアンス文化を導入している。
この観点から、再度、日産自動車神戸製鋼の不正の根本を検討すべきである。