伝熱工学から考えるゆで卵、天野治

 

鍋底に2cm程度水を張り、卵を入れる。ま沸騰させる。5分ほど、沸騰させて、その後ふたを開けて、放置する。これで出来上がりである。
卵をタプタプの水で沸騰させてつくるより、熱量は1/3程度となる。
水の量が1/3程度ですむ。これはなべ底の沸騰熱伝達を用いていることと、鍋の十万蒸気による卵への加熱である。加熱後は、ふたを開けることで、加熱蒸気が無くなり、空気で冷やされる。この温度差で、卵の殻と白身が分離して、卵の殻がむき易くなる。