宇宙創生とダークマターと重力子、天野治

 

ニュートンの最新号で、相対性理論から100周年であることが紹介されていた。
宇宙創生や原子を考えるときに、物質を粒子であって波の性質を持つと考える。これでは、わかりにくいので振動するひもで考える。

水素原子は核内にプラスの電荷をもつ陽子がある。ヘリウムになると中性子と陽子が2個ずつある。陽子が2個あると反発する。このため、電荷を受けもつひもで分離して考える。この紐を陽子と中性子でキャッチボールすることで、電気的反発を防いでいるというモデルが現在一般的である。

この考えを拡張したのが重力子である。しかし、うまくいっていない。アインシュタインは重力は空間のゆがみと考えた。空間がゆがむから、地球と月が引きあう。空間のゆがんだところを光がとおると光が曲がる。重力レンズである。この空間のゆがみを伝えるのが重力子というモデルである。
また、光をさまざまに測定すると、直接は測定できないが、光の進路に影響を与えるダークマターの存在が測定される。ここで人類は、足踏みをしている。

(イメージ)
宇宙は大きさがなく質量のある存在であった。質量なのかエネルギーなのか不明であるが、空間的な大きさはなかった。186億年前、質量にささやかな揺らぎが生じた。その瞬間、閉じ込めらていた陽子などが4π方向に飛び出した。一部は陽子が結合してヘリウムになった。その広がりは光の速度であった。この時の空間は4π方向に曲がった空間である。この空間を作ったのは、陽子であり、中性子である。陽子は中性子電荷をもつ粒子である。それだけだろうか。実はこの陽子、中性子に空間を広げた重力子があるのである。
ダークマターから186億年たった今も、陽子、中性子重力子が出ている。この重力子に重力をもつ太陽、地球、月が働きかけるのである。